8歳のM・ダックスフンドが急にぐったりしたという主訴で来院されました。
飼い主の話では盗食癖があるとのことでしたが、何を食べたか分からないとのことでした。レントゲン検査では胃液の貯留が顕著で、超音波検査では腸の蠕動運動が止まっていました。
そこで、8歳という年齢もあるため、CT検査による精査をお勧めしました。飼い主の同意が得られた為、CT検査を行いました。
CT検査では、種が腸閉塞を起こし、それが原因で液体貯留をしていることがはっきり分かりました。
すぐに緊急手術を行い腸から種を取り出しました。
飼い主の話では「梅干の種」だそうです。8歳という中高齢で異物摂取をするのも珍しかったですが、梅干というあまり犬が好まない食べ物を誤食することも珍しかったです。
何より手術後、順調に回復してくれてよかったです。